2018年12月7日修正
翌日の朝一番にデュランゴ&シルバートン狭軌鉄道乗車を控えた私は、前日の夕方にデュランゴの町のモーテルにチェックインしました。デュランゴの駅までは車じゃないと厳しい距離ですが、今回あえてこのモーテルを選んだのには理由があります。
その理由と乗車前日の様子をレポートしたいと思います。
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デュランゴ&シルバートン狭軌鉄道の楽しみ方 ~汽笛が鳴り響く街 デュランゴに宿泊~
鉱山で栄えた町から観光の町へ
デンバーから車で約6時間。ユネスコの世界遺産にも登録されているメサ・ベルデ国立公園への玄関口としても知られています。サンホアン山地の鉱山から鉱石を運び出すためにデンバー・アンド・リオグランデ鉄道がこの地に引かれ、鉱山の町としてまた周辺の鉱山町へのハブとして栄えた町です。
現在は大自然に囲まれた環境を活かした観光の町として賑わっています。市内を流れるアニマス川では釣りやラフティング(川下り)、周辺の山々ではハイキングやロッククライミングが盛んです。ゴルフ場やスキー場もあるのでリゾート地としての要素もあるみたいです。今回は立ち寄れませんでしたが、デュランゴから東に1時間ほど走った場所には"パゴサスプリングス"という温泉が有名な町もあります。
このモーテルを選んだ理由
モーテルのすぐ裏にランクパークという公園があります。綺麗な芝生と遊具などもありますが一押しは遊歩道です。この遊歩道があるというのが前日にこのモーテルを選んだ理由です。どんな遊歩道かというと・・・。
はい!なんと遊歩道沿いにデュランゴ&シルバートン狭軌鉄道の軌道が!柵がある場所もありますが、こんなに間近にアメリカンナローの軌道を見ることができます。今回店長の代わりに同行してくれたミニ店長(通称:ミニ店)もご満悦です。実際に乗ってしまうとじっくり軌道を見ることができないので夕飯の買い出しも忘れて写真を撮りまくりました。
木製のトラス橋と鉄製のトラス橋
しばらく歩いているとトラス橋が見えてきました。下を流れているのはアニマス川。アニマス川は川下りが人気なんですが、わたしがトラス橋を眺めている最中にも何組か川下りを楽しんでいる方々がいました。この時はにわか雨のあとの夕方で気温も20℃くらいしかなかったと思うのですが、水着姿でキャーキャー叫びながら楽しんでいました(笑)
まるでスタンドバイミー
写真を撮っている時にこのトラス橋を歩いて渡っているご夫婦がいたので「そこは歩いても良いんですかー?」と声をかけてみました。「当たり前じゃないか。全然OKだよ!」と言うので早速わたしも歩いてみました。
ミニ店もご機嫌です。映画「スタンドバイミー」ではもっとおっかない陸橋でしたが、完全に気分はリヴァー・フェニックスです(笑)
交換用の枕木たち
支流にかかる陸橋
K-36 #486 "Mikado"に遭遇
写真を撮り終えてモーテルに戻っている最中、遠くから汽笛の音が聞こえてきます。まさか!と思いカメラを準備してしばし待機。徐々に近づいてくる汽笛の音。シルバートンの町から戻ってきたK-36に遭遇しました。まさか乗車前日に見られるとは思っていなかったのでラッキーでした。
デュランゴの町に戻ってきたデュランゴ&シルバートン狭軌鉄道 ~K-36 #486 "Mikado"~
まとめ
前日レポートは以上です。予想していた以上に本物のアメリカンナローに触れることができて散歩中は興奮しっぱなしでした!写真はシルバートンの町へと続くレールです。この先に130年以上前にシルバーラッシュに湧いた町があります。実際に乗車した様子はまた別記事にて掲載したいと思います。