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軽便鉄道模型のバイブル3選!『トロッコモデリング』『ナローゲージブック1』&『2』

軽便鉄道模型のバイブル3選!『トロッコモデリング』『ナローゲージブック1』&『2』
軽便鉄道模型のバイブルといえる書籍3選です。

教科書であり参考書になるバイブルがあれば大変心強いと思います。数ある鉄道模型の書籍の中から、私たちも何度も読み返しては座右の書としている3冊をご紹介します。

『Oナローゲージ トロッコモデリング』

『Oナローゲージ トロッコモデリング』

『Oナローゲージ トロッコモデリング』

著者:小泉 宣夫

出版社:機芸出版社

発売日:2000年11月

定価:¥2,190 + 税

概要

Oスケールでありながらレール幅はHOと同じ16.5mmを使うOナロー。On2-1/2やOn30と表記されることもありますが、著書の中では"O-16.5"としています。第1回軽便鉄道模型祭にも登場した「氷取沢鉱山濁河線」を作例にされていて、Oナローの魅力や世界感が凝縮されています。レイアウトの線路配置図やレールの敷き方、ティンバートレッスルや木組建造物の作り方、地形作りから緑化の手順まで丁寧に解説されています。またなんと言っても鉱山レイアウトに使われているストラクチャーと車両の切り抜き図面が掲載されているので、これからOナローを始める方にとっては至極の1冊といえます。

『ナローゲージブック1』

『ナローゲージブック1』

『ナローゲージブック1』

出版社:機芸出版社

発売日:1997年1月

定価:¥1,800

概要

1973年~1989年にかけて「月刊・鉄道模型趣味」に掲載されたナローゲージ記事を厳選してまとめたものです。アメリカを代表するナローゲージ「デンバー&リオグランデウェスタン鉄道」とオーストリアのチロル地方のナローゲージ「ツィラタール鉄道」の特集のほか、レイアウト記事が6本、車両記事が26本の構成で、レイアウトの制作方法よりも軽便車両などがメインになっているので車両工作派の方におすすめの1冊です。

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レイアウト

  • 第三次佐久軽便鉄道 製作者:川上杜人
  • 汽車の来るジャンク置場 製作者:林伸憲
  • 小型レイアウト・高尾鉄道 製作者:鶴本隆久

車両

  • 頸城鉄道コッペル2号 製作者:内藤信行
  • 日本の軽便列車製作記 製作者:乙政潤
  • 機関車2題・三重交通デ51とコッペル 製作者:采野進
  • 軽便電車製作記 製作者:赤井哲朗
  • 沼尻DC12 製作者:内藤信行
  • 静岡鉄道駿遠線DB609と2輛の客車 製作者:川口雄二
  • 若津鉄工所風のBタンク 製作者:山本茂三

※ナローゲージブック1 目次より一部抜粋

『ナローゲージブック2』

『ナローゲージブック2』

『ナローゲージブック2』

出版社:機芸出版社

発売日:1997年8月

定価:¥2,200

概要

1980年~1993年にかけて「月刊・鉄道模型趣味」に掲載されたナローゲージ記事を厳選してまとめたものです。レイアウト・ジオラマ記事が15本、車両記事が17本、訪問記が6本掲載されていて、ナローゲージの魅力のひとつでもある少スペースでも充実したレイアウトが作れるという点がたっぷり詰まった見応えある1冊となっています。

レイアウト&ジオラマ

  • 単端のいる風景 製作者:渥美利永
  • 森林鉄道の秋 製作者:林伸憲
  • 地方私鉄風の木造駅舎 製作者:森博之
  • 桃山鉄道駿遠線 製作者:畑川政勝
  • Millky Way Railroad 製作者:吉田友彦 →表紙写真
  • 木祖森林鉄道建設記 製作者:大谷全彦
  • 森林鉄道レイアウト・二子鉄道二子森線 製作者:岩間晃 →表紙写真

車両

  • 頸城のコッペル 製作者:深田 実佐夫
  • コッペルBタンクと貨車 製作者:西村 尚夫
  • 軽便鉄道の木造気動車 製作者:安田 健一
  • 酒井型ガソリン機関車と貨車 製作者:岡田 賢治
  • 木曽森林鉄道の車両たち 製作者:山下 稔

訪問記

  • アメリカのナロー大会
  • 追憶の九十九里鉄道

※ナローゲージブック2 目次より一部抜粋

番外編:海外のナローゲージバイブル

フランスの『Voie Libre』とアメリカの『On30 Annual』『HOn3 Annual』です。お客様のご要望により購入方法をまとめました。

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さいごに

絶版になっている書籍もありますが、当店にはデッドストックがまだ少しあります。海外の書籍は入荷が途絶えてしまいましたが、記事で微力ながらお手伝いできれば幸いです。

『ナローゲージブック1』で紹介されている「デンバー&リオグランデウェスタン鉄道」に昨年私も訪問することができました。現在は「デュランゴ&シルバートン狭軌鉄道」としてデュランゴとシルバートンの町を繋ぐ観光鉄道として保存されています。生で見るK-36は大迫力でした。

 

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