【公式】ナローゲージショップブログ

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選択式(エレクトロフログ)と非選択式(インサルフログ)の2つの違いをPECOのポイントレールで解説

2018年10月20日修正

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PECOのポイントレールには、"Insulfrog(インサルフログ)""Electrofrog(エレクトロフログ)"の2種類があります。日本国内では、「Insulfrog(インサルフログ)」=「非選択式」、「Electrofrog(エレクトロフログ)」=「選択式」と呼んでいますが、これだけではどんなものかわかりません。

選択式、非選択式ポイントレールとはどういうものでしょうか。【公式】ナローゲージショップブログが2つの違いと使い分けの方法を解説します。

※他には選択式と非選択が切り替え可能なUnifrog(ユニフログ)という製品もあります(SL-1551/1552)。発売が予定されている製品として、HOナロー用小型ポイントレールのST-U405/406がありますのでユニフログに関しては別の記事でご紹介します。

選択式(エレクトロフログ)と非選択式(インサルフログ)の2つの違いをPECOのポイントレールで解説

選択式と非選択式の定義

  • 選択式ポイントレール

選択式ポイントレールとは、レールが開通している側にしか通電しないポイントレールです。ポイントが開通しているレールの上の車両のみ動かすことができます。

  • 非選択式ポイントレール

非選択式ポイントレールとは、ポイントの切り替えに関係なく全てのレールに通電するポイントレールです。

PECOのポイントレールはどちらも”選択式”?!

PECOのカタログや「WIRING THE LAYOUT」にも掲載されている「Insulfrog(インサルフログ)」と「Electrofrog(エレクトロフログ)」の解説イラストを見てみましょう。

選択式(エレクトロフログ)と非選択式(インサルフログ)の3つの違いをPECOのポイントレールで解説
選択式(エレクトロフログ)と非選択式(インサルフログ)の3つの違いをPECOのポイントレールで解説

いかがでしょうか。どちらもポイントが開通している側の車両しか動きません。「Insulfrog(インサルフログ)」=「非選択式」と呼ばれている製品も、本来の「非選択式」の定義とは異なります。つまりPECOのポイントレールに関してはどちらも「選択式」ということになります

「Insulfrog(インサルフログ)」と「Electrofrog(エレクトロフログ)」の2つの違い

なぜ日本国内でそのような解釈になったのか経緯はわかりませんが、InsulfrogとElectrofrogの意味を考えてみます。

  • Insul = 絶縁された・絶縁・絶縁材
  • Electro = 電気・電気による・電気の

上のイラストにも記したように、違いはフログ部分が絶縁されているかどうかです。実際にPECOの製品を見比べてみましょう。

Insulfrog (インサルフログ)

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これはNゲージ用のSL-395(インサルフログ)です。赤丸のフログ部分が絶縁体なので、ここを車両が通過する時は無電状態になります。約11mmほどですが車輪の間隔が狭い車両や、極端な低速で走行している場合は止まってしまうことがあります。

Electrofrog(エレクトロフログ)

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こちらはSL-E395(エレクトロフログ)です。赤丸のフログ部分が導電体なので、フログとフログレールが一体となり通電されるため無電状態がなくなります。

PECOはふたつの異なる”選択式”

PECOのポイントレールは通電の仕方が異なる、ある意味でどちらも選択式だということがわかりました。ではどこが違うのでしょうか。もう一度イラストを見てみましょう。

選択式(エレクトロフログ)と非選択式(インサルフログ)の3つの違いをPECOのポイントレールで解説
選択式(エレクトロフログ)と非選択式(インサルフログ)の3つの違いをPECOのポイントレールで解説
  • Insulfrog(インサルフログ)
    ポイントが開通していない側のフログレールを”無電”にします。これはTOMIXやKATOと同様の方式です。
  • Electrofrog(エレクトロフログ)
    開通していない側のフログレールを”同極性”にします。これは篠原模型方式です。
☑POINT
  • PECO Insulfrog(インサルフログ)はTOMIXやKATO方式の”選択式”
  • PECO Electrofrog(エレクトロフログ)は篠原方式の”選択式”

 

PECOのInsulfrog(インサルフログ)を”非選択式”にする

PECOのInsulfrog(インサルフログ)を文字通り”非選択式”にするには、どうすればよいのでしょうか。

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SL-395の裏側です。赤丸の配線部分をカットして①と③、②と④をジャンパーさせればポイントの切り替えに関係なく全てのレールに通電する”非選択式”になります。

Electrofrogを”非選択式”にはできるのか

Electrofrog(エレクトロフログ)を”非選択式”にすることもできます。が、フログ部分を切断しギャップを作ったり、PECOのPL-13などを使って極性反転させるなど手間がかかります。

「インサルフログ」と「エレクトロフログ」どちらを選ぶか

どちらが良いのかというご質問もいただきますが、製品に良い悪いはありません。どんなレイアウトにしたいのか、使いたいレールのコードはいくつか、DCなのかDCCなのかなどなど。様々な要因で変わります。

  • DCCで遊びたい場合、一般的には”非選択式”
    DCCはレールへ常時給電が大原則
  • PECOのNゲージ用ポイントレールはコード80とコード55がある。
    コード80は両方のポイントレールが豊富。
    コード55はエレクトロフログがメインでインサルフログは3種類のみ。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、ご自身のプランに合わせて使い分けることになります。

まとめ

日本では「Insulfrog(インサルフログ)」=「非選択式」、「Electrofrog(エレクトロフログ)」=「選択式」という呼称が定着しているため、当店でも商品名にその旨明記しています。二つの違いは、フログ部分がインサル(絶縁)かエレクトロ(電気)かということです。PECOのポイントレールは、ある意味でどちらも”選択式”だということを念頭に置いて商品をお選びください。

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