フレキシブルレールを使うにあたって、どのメーカーの製品を使えば良いのか最初は迷うかも知れません。
いろいろなメーカーのフレキシブルレールがありますが、ここでは篠原模型さんのHOn2-1/2用とPECOのHOe SL-400を比べてみたいと思います。
関連記事>>PECOのフレキシブルレール画像をゲージとコード別にまとめました
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寸法を比較
同じHOナローのレールとはいえ篠原模型は"HOn2-1/2"、PECOは"HOe/OO-9"です。
スケールとコードが異なれば、各所の寸法も異なるのでそれぞれ比較していきます。
レールの長さ
- PECO ⇒ 914mm (91.4cm)
- 篠原模型 ⇒ 500mm (50cm)
1本あたりの長さは大きなレイアウトを作る際にはコストの面で重要です。レイアウトの大きさによってはジョイント部も増えます。さらにはカーブの途中でジョイントすることも多くなります。
レールの高さ
- PECO ⇒ 約2mm
- 篠原模型 ⇒ 約1.5mm
どちらも縮尺1/87でレール幅が9mmの規格ですが、より実感的なのは篠原模型のコード60です。
わずか0.5mmの差ですが、87倍すると43.5mm違うことになります。
枕木の比較
- PECO(HOe SL-400) ⇒ 幅:約1.9cm/太さ:約3mm/高さ:約1.5mm
- 篠原模型(HOn2-1/2) ⇒ 幅:約2cm/太さ:約2mm/高さ:約2mm
固定の仕方を比較
レールを固定する際、基本的にはピンバイスなどで枕木の真ん中に穴をあけてレール固定ピンなどで留めますが、篠原模型のフレキには12、13本間隔で犬釘用の穴があいています。
PECO (HOe SL-400)
PECOは枕木の真ん中に0.3mm~0.5mmのピンバイスで下穴をあけて、レール固定ピン(SL-14)で留めるだけです。
篠原模型 (HOn2-1/2)
篠原模型は枕木の真ん中だけでなく、犬釘用の穴にもスパイクを打ってレールを固定します。犬釘用の穴もピンバイスで下穴をあけてから差し込めばカンタンです。
曲げる方向を比較
レール裏面の画像です。左がPECO SL-400、右が篠原模型 HOn2 1/2。
注目すべきは枕木同士の繋ぎ目です。PECOは必ずどちらかの方に切れ目が多く入っているので切れ目が多い方を外側にすると曲げやすいです。篠原模型は切れ目が交互に入っているので曲げやすさに差はありません。