HOゲージとOOゲージは縮尺は異なりますがレール幅は同じ16.5mmです。今回比較するのはSL-100(コード100)、SL-100F(コード75)、SL-8300(コード83)。コード別のレールの高さからフランジの許容値まで解説します。
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コード別の高さ
- コード75・・・約1.9mm
- コード83・・・約2.1mm
- コード100・・・約2.54mm
数字で表してもいまいちピンとこないと思うので実際に比べてみましょう。
コード75とコード83を比べてみる
PECOのSL-100FとSL-8300です。
コード75とコード100を比べてみる
PECOのSL-100FとSL-100です。
コード83とコード100を比べてみる
PECOのSL-8300とSL-100です。
レールの高さだけじゃなくフランジも重要
車両を走らせる際には、レールの高さ以外に車輪の”フランジ”も重要です。
フランジとは
車輪の縁にある出っ張りのことで、脱線を防ぐためのものです。
通常は車輪の内側にだけ設けられていますが、特殊な目的で使用される車輪には両側にフランジが付いていたり、どちらにも付いていない車両もあります。(※画像はHOナロー)
赤丸の部分がフランジです。大事なのは左側の車輪のところで示した部分。
レールの内側は、車輪がレールに乗っている部分よりフランジの分だけ低くなります。コードの低いレールを使うと矢印で示した幅が狭くなる(低くなる)ので、車両によっては枕木にフランジが干渉する可能性があるので注意が必要です。
コード別の最大フランジ許容値
PECOでは”Maximum flange depth”と記載されています。フランジ部分がこの数字より深い車輪は干渉しますという意味です。
コード75・・・1.143mm
コード83・・・1.4mm
コード100・・・1.6mm
※PC枕木の場合は微妙に異なります。