初めてフレキシブルレールを使おうと思った時に、最初につまずくのが”フィーダー線”だと思います。
フレキシブルレールには「フィーダー線路」がありません。つまり自分でハンダを使って電源供給用のフィーダー線を取り付ける必要があります。
「ハンダを使って自分で配線・・・。」と聞くと急にハードルが上がった感じになるかもしれませんが、やってみると全く難しくはありません。
フィーダー線を取り付ける手順を解説しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
鉄道模型初心者へ贈る!フィーダー線をはんだ付けするコツ!【ナローゲージショップ】
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フィーダー線をどこに付ければ良いか
まずはフィーダー線を付ける場所ですが、おすすめは"金属ジョイナーの裏"です。
レールの側面に付ける方法もありますが、金属ジョイナーの裏に付けることによって、レールの真下にフィーダー線を通せます。
レールを塗装する際にも邪魔にならず、バラストを撒けば完全に配線は見えなくなりスッキリします。
フィーダー線をはんだ付けする手順
"はんだ付け"と聞くと難しく感じるかもしれませんが、3つの手順で簡単にできます。
- 配線を剥きL字に曲げる。
- レールに金属ジョイナーを付ける。
- 金属ジョイナーにはんだ付けする。
必要な道具と材料
必要な道具と材料は以下の5点です。
- ハンダこて (goot KS-40R)
- 電子工作用ハンダ (ヤニ入り) (線形:1mm)
- ELPA 工作用コード 赤と黒
- PECO 金属ジョイナー (SL-310) コード80/55用
- PECO フレキシブルレール (SL-400) HOe/コード80
1.配線を剥き、L字に曲げる
- ハンダ付けする分の被膜を剥く。⇒だいたい5,6mmくらいで充分。
- 配線はよじって束ねたら3,4mmのところで直角に曲げる。
力を入れすぎると配線ごと切れてしまうので、ニッパーの根本で軽く挟んでグリグリしながら上に引っ張る感じです。
2.レールに金属ジョイナーを付ける
先にレールにジョイナーを付けておいた方が断然やりやすいです。PECOのジョイナーはわりと入りやすいですが、もし入りにくい場合はレールの切断面が潰れていたり、裏面が捲れてしまっている可能性があります。その場合は軽く金ヤスリで削りましょう。
なかなかジョイナーが入らない場合は、無理にやろうとせず一度断面を確認しましょう。力任せにやろうとするとジョイナーが変形してしまう場合もあります。
3.金属ジョイナーにはんだ付けする
- フィーダー線とジョイナー部分を温める。⇒ハンダがのりやすくなる
- その上にハンダを乗せて溶かす
画像のようにだいたい2,3mmくらいを余らせてセットするのがコツです。先にコテの方にはんだを乗せてからやる方法もあります。
はんだが苦手な方にはこんな便利アイテムが!
"PECOの配線済みジョイナー"です。昔からフレキシブルレールを使っている方には不要な商品かもしれませんが、これからフレキシブルレールを使おうと思っている方には便利な商品だと思います。
ハンダが苦手な方にはおすすめです。
- PL-80 →コード100 / コード125
- PL-81 →コード70 / コード75 / コード83
- PL-82 →コード55 / コード80
フィーダー線をベースに通してみる!
フィーダー線を直角に曲げてあるのでジョイナーから真下に通すことができます。
真上から見てもさほど目立ちません。
レールを塗装すればジョイナーも目立たなくなりますし、バラストを撒いてしまえばフィーダー線の穴も隠れます。
フィーダー線をはんだ付けする手順のまとめ
ハンダのやり方は自己流な部分もありますが、このやり方で通電不良などになったことはありません。
ハンダこてやハンダ、フィーダー線はそれほど費用はかかりませんし、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
めんどくさいという方は配線済みのジョイナーを使えば時間と手間は省けます。
この記事で紹介した商品
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