レイアウト制作において不可欠なレールですが、いろいろ種類があります。当店ではPECOのフレキシブルレールをメインで取り扱い、他にはアトラスのフレキやマイクロエンジニアリングの引き抜きレールを取り揃えています。
フレキシブルレールの特徴はメーカーによって違いがあります。枕木の太さや色、曲げた時の反発力、固定の仕方も異なります。今日はその中でも篠原模型さんのフレキシブルレールの敷設方法をご紹介します。
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篠原模型フレキシブルレールの特徴
篠原模型さんのフレキシブルレールには12,13本間隔で犬釘用の穴があいています。
PECOやアトラス、マイクロエンジニアリングにはない特徴です。カーブのきついレイアウトを作る際には大変助かります。
レールの固定方法
用意するもの
- ラジオペンチ
- ピンバイス (0.5mm以下)
- PECO SL-14 レール固定ピン (14mm)
- マイクロエンジニアリング 30-106 スモールスパイク
下穴をあける
これは篠原模型さん以外のレールでも同様です。下穴をあけなくても入らないことはありませんが、かなり力が必要になるうえに途中でピンが曲がってしまう恐れがあります。
下穴のサイズが大きすぎるとピンが緩くなってしまうので0.3mm~0.5mmくらいが良いと思います。またベースまで貫通させないで枕木だけをあけるようにしましょう。
レール固定ピンを留める
真下にゆっくり力を加えながら押し込んでいきます。
ピンがしっかり刺さるまではできるだけ根本を掴んで押し込むと刺さりやすくピンも曲がりにくいです。
犬釘の下穴をあける
犬釘も下穴をあけなくても入らないことはありませんが、あけておいた方がスムーズに刺さります。
レールのすぐ脇に刺すので力任せにやるとラジオペンチでレールを傷つけてしまう恐れがあるので気をつけてください。
下穴をあけるポイントは真下ではなく斜めにあけることです。
カタカナの「ハ」を逆さにしたようなイメージであけてください。
犬釘を留める
左右の下穴をあけたら犬釘を差し込みます。
ある程度のところまで差し込んだら最後はラジオペンチの先でゆっくり押し込んでください。
まとめ
固定ピンの間隔はレイアウトにもよると思いますが、だいたい枕木5本間隔くらいで打っておけばずれることはないと思います。
カーブの半径が大きい場合や直線部には必ずしも犬釘を打たなくても問題はないですが、わたしはハンドスパイクの練習と思いながら必ず打つようにしています。
篠原模型さんのレールは当店では取り扱いはございませんが、店長が大変気に入っておりレイアウトベースなどに使用しています。