【公式】ナローゲージショップブログ

主にPECO製品の使い方とオリジナルレイアウトベースの製作手順、海外通販の方法も紹介します

引き抜きレールを使った小型レイアウトの作り方!ブッシュ(BUSCH)のグマインダーDLを走らせて遊ぶ

2018年4月1日加筆・修正

小型レイアウト HOナロー BUSCH

小型レイアウトの魅力はなんといっても小さいスペースでも楽しむことができること。そんな小型レイアウトにおすすめの車両がドイツのメーカーの”ブッシュ(BUSCH)”です。当店ではブッシュ製品を扱っているので、以前からHOf(1/87,6.5mm)の車両を走らせる小型レイアウトを作ってみたいと思っていました。レイアウトのためのスペースが確保できない方やこれからナローゲージを始めたい方のために、引き抜きレールを使った小型レイアウトの作り方を解説します。

引き抜きレールを使った小型レイアウトの作り方!ブッシュ(BUSCH)のグマインダーDLを走らせて遊ぶ

HOfとブッシュ(BUSCH)について

HOfとは縮尺(スケール)は1/87ですがレール幅(軌間)が6.5mmのHOナローです。欧州の2フィート前後の鉱山鉄道などを模型化したもので、ドイツのメーカーの”ブッシュ(BUSCH)”が有名です。ブッシュの車両は全長が約35mmほどなのでカーブ半径が小さい小型レイアウトや卓上レイアウトに最適で、単三電池2本でジリジリと走る可愛い模型です。

関連記事>>> 鉱山鉄道ミニパイクにブッシュ(BUSCH)を選ぶ4つの理由

使用する材料と道具

小型レイアウト HOナロー BUSCH
BUSCH メタルプレート
  • ベニヤ(約A4サイズ)
  • マイクロエンジニアリング 引き抜きレール コード55
  • Fast Tracks(ファストトラックス) N用 木枕木 約16mm×1.5mm×1mm
  • Fast Tracks(ファストトラックス) N用 PCボード 枕木 約16mm×1.5mm×1mm
  • ブッシュ 5091 メタルプレート

レールはPECOのZゲージ用のフレキシブルレールでも良かったのですが、枕木の間隔やカーブの半径を考慮して引き抜きレールをハンドレイで敷設します。そしてBUSCHの車両を走らせる際に重要なアイテムが専用のメタルプレートです。ブッシュの車両はとても小さくて軽いため、車両に磁石が搭載されていて磁力で集電を安定させています。ベースの下にメタルプレート(市販の金属板でもOK)を敷かないとまともに走ってくれません。

小型レイアウト HOナロー BUSCH

  • ハンダ掃除用ブラシ
  • DESOLRERING WIRE (ハンダ吸い取り線)
  • マッハ模型さん 塩化亜鉛溶液 (フラックス)
  • Fast Tracks(ファストトラックス) ハンダ
  • ハンダこて

ハンドレイに使う道具です。どれもなくてはならないものですが、中でも重要なのがフラックスです。フラックスを使うのと使わないのとでは作業効率が格段に変わります。またハンダはできるだけ線径の細いものを使うとやりやすいです。

小型レイアウトの作り方

①枕木の敷設
f:id:narrow-gauge-shop:20180401165130j:plain
小型レイアウト 枕木の敷設

枕木は木工用ボンドなどの接着材で固定します。今回は左右で半径の違うちょっといびつな小判型にしました。最小半径は左半分が70mm、右半分が半径80mmです。事前にベニヤにレールの位置と枕木の位置をけがいておくと作業がしやすいです。

※枕木がけがいた線より内側に入っていることには触れないでください・・・。

②PCボードにレールをはんだ付けする
引き抜きレール ハンドレイ
引き抜きレール ハンドレイ
引き抜きレール ハンドレイ

レールをはんだ付けするポイントは以下の3つです。

  • はんだを付けたい箇所を先にあたためる
  • はんだを付けたい箇所にフラックスを塗る
  • コテを先に当てて、あとからはんだを付ける
ポイント①ハンドスパイクしない理由

BUSCH 動力車 磁石

メタルプレートのところでも書きましたが、ブッシュの車両には磁石が搭載されています。ハンドスパイクをすると犬釘と磁石が引き寄せあっていちいち停まってしまいます。そのためPCボード枕木を使ってハンドレイで仕上げる必要があるのです。

※以前ハンドスパイクでがっつり制作しましたが、いざ走行させるとまともに走らず、それはもう壮大にずっこけた経験があります。

ポイント②塩化亜鉛溶液を使う

マッハ模型 フラックス

いわゆる"フラックス"です。ハンダをスーっと効率良く流してくれるなくてはならないものです。ハンダしたいところに小筆などでちょんと付けるだけです。ただし毒性の強いものなので扱いには充分気をつけてください

ポイント③ハンダを付けすぎた場合
ハンダ吸い取り線の使い方
ハンダ吸い取り線の使い方

DESOLRERING WIRE(ハンダ吸い取り線)を使います。吸引したいハンダを一度溶かしたらその上に吸い取り線を置き、吸い取り線の上から更に加熱させます。吸い取り線にハンダが移ったら加熱しながらサッとはずします。

ポイント④ハンダの掃除
ハンダの掃除 ワイヤーブラシ
ハンダの掃除 ワイヤーブラシ

ハンダをつけたら必ず金属のワイヤーブラシで掃除します。今回のような小さいレイアウトではそうでもありませんが、これがハンドレイの一番めんどくさい工程かもしれません。

③レール敷設完了
小型レイアウト HOナロー 引き抜きレール
小型レイアウト HOナロー 引き抜きレール
自作トラックゲージ

内側のレールはけがき線を目安にハンダ付けするたびに定規で計りながら留めていきました。外側のレールの場合もけがき線を目安にはしますが、自作の簡易トラックゲージ(治具)で確認しながらハンダ付けしていきました。

台枠と組み合わせて完成

小型レイアウト HOナロー BUSCH
小型レイアウト HOナロー BUSCH

スイッチはシンプルなオン・オフスイッチ。ブッシュの車両の許容電圧が3Vまでなので電源は単三電池2本だけです。

試走動画

ジージー鳴りながらゆっくり走る小さい車両がたまりません。貨車1両だけなら引くことができました。


HOf 6.5mmナロー レイアウト ブッシュ試走動画

あわせて読みたい記事