トラス橋のあるHOナローゲージのミニパイクを作る

当店ではHOナローのレイアウトベースを制作・販売していますが、楕円形のエンドレスにポイントレールをひとつ使った"引き込み線仕様"がメインとなっています。

お客様よりいただいたご要望がきっかけで"ティンバートレッスル仕様"の制作を開始しましたが、同時に"トラス橋仕様"も商品化に向けて作っています。

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主な仕様

サイズ：ベニヤ→約436mm x 約286mm / 台枠→約450mm x 約300mm
レール：PECO SL-400(レール幅9mm)
最小半径：約100mm
ベース：4mmベニヤ・20mmの発泡スチロール・4mmベニヤ・2mmコルク
トレッスル：幅約40mm / 高さ約46mm (材料：ノースイースタン)

4つのパーツで構成

トラス橋のあるHOナローゲージのミニパイクを作る

構成はティンバートレッスル仕様と同じ4つのパーツです。

上段左：台枠 (パワーパック付き)
上段右：ベースベニヤ
下段左：レイアウトベース (トラス橋付き)
下段右：かさ上げ用発泡スチロール

台枠

寸法：幅約450mm / 奥行約300mm / 高さ約55mm
補強材：檜の角材(15mm角)
パワーパック：有限会社コスミックさん CP-0505 (電池式)

ベースベニヤ

トラス橋のあるHOナローゲージのミニパイクを作る

寸法：幅約436mm / 奥行約286mm / 厚さ 4mm
材料：ベニヤ(4mm)

かさ上げ用発泡スチロール

トラス橋のあるHOナローゲージのミニパイクを作る

寸法：幅約436mm / 奥行約286mm / 厚さ 20mm
材料：発泡スチロール(20mm)

レイアウトベース (トラス橋付き)

寸法：幅約436mm / 奥行約286mm / 厚さ 4mm
材料：4mmベニヤ＋ 2mmコルク
レール：PECO HOe用( SL-400) フレキシブルレール (9mm)
カーブ半径：100mm
トラス橋：全長約155mm / 高さ約30mm / 幅約50mm

化粧材

材料：MDF (2.5mm)

※木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボード状に成形したもの

トラス橋について

構造とデザインは、ティンバートレッスル同様、設計士でもある父によるものです。

材料は全て"ノースイースタン (Northeastern)"のバスウッドを使用しています。

トラス橋に使う材料

HOスケール角材 6×8材 (約1.8mm×2.4mm)
HOスケール角材 6×10材 (約1.8mm×3mm)
HOスケール角材 8×8材 (約2.4mm×2.4mm)
HOスケール角材 8×10材 (約2.4mm×3mm)
HOスケール角材 8×12材 (約2.4mm×3.6mm)
HOスケール角材 12×12材 (約3.6mm×3.6mm)

トラス橋の制作

設計図を元に材料の切り出しをします。画像右がトラス一橋分です。

着色には、"エコーモデルさんのSTカラー"を使用しています。色の調整もラッカーうすめ液で簡単にでき、染みこみやすく仕上がりも実感的です。

完成時の写真です。

トラス部分のレールは、フレキシブルレールについている枕木を取り除いて"引き抜きレール"の状態にします。

これは当初試作品で作った未塗装バージョンです。やはり着色されている方が雰囲気があって良いです。

全長：約155mm / 幅：約50mm / 高さ：約30mm
材料：ノースイースタン (Northeastern)
着色：エコーモデルさん STウッド

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ベースの制作

トラス橋のあるHOナローゲージのミニパイクを作る

赤枠のところがトラス部になる予定です。レールを敷く前にベースのベニヤを切り抜いて、その形に合わせてかさ上げ用の発泡スチロールも切り出します。

ベニヤと発泡スチロールの加工が終わったところです。かさ上げしている発泡スチロールは20mmのものです。

地形の作り込みや高低差をより楽しめるように中央付近まで切り抜いてみました。

ベニヤ：4mm / コルク：2mm
発泡スチロール：20mm

関連記事＞＞ベニヤと発泡スチロールの切り方と注意点

ベースに仮置き

イメージは私がデンバー出張の際に見たトラス橋です。

右下の画像はデュランゴ＆シルバートン狭軌鉄道に乗った時のもので、これを見た時からトラス橋をレイアウトベースに組み込みたいと思っていました。

※写真の実物はダブルワーレントラスですが、今回制作したのはプラットトラスです。

レール敷設

使用したレール：PECO SL-400 OO-9/HOe用(軌間9mm) フレキシブルレール
最小半径：約100mm

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画像は、試作品なのでトラス部分のレールを接着剤の点付けで固定しています。

販売時は、下の画像のように工作をしやすくするためにレールは固定していません。

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ベースの化粧材

発泡スチロールでかさ上げしたベースの化粧材です。MDF材はカッターで簡単に切れるので使い勝手が良い材料です。

お好みの色に着色するのもおすすめです。

専用のアクリルケース

当店のレイアウトベース専用のアクリルケースです。画像は通常のA3サイズのケースよりも高さがある仕様です。

内寸で35cmあるので、トンネルや山を作っても余裕があります。

ストラクチャーや車両との組み合わせ

メインはトラス橋なのでパワーパックが来る正面側に橋を設置しましたが、向こう正面の直線部分にちょっとしたホームと待合所を設置してみるのも良いです。

そうすることでどちらの向きからも見応えがあります。仮置きしたホームと待合所は木曽森林の赤沢森林鉄道をイメージして作ったものです。

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ティンバートレッスル仕様の紹介

ティンバートレッスル仕様は、直線とカーブ、ロングバージョンの3種類を作りました。別記事にて制作過程をまとめてあります。

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カーブバージョンは現在ヤフーオークションに出品中です。

※おかげさまでご落札いただきました。

この記事で紹介した商品

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